第136回 健康情報『鼻血が出た時の対処法』

「鼻血が止まらない」という電話で救急車が頻繁に出動していることを皆さんはご存知でしょうか? 
突然の出血でパニックを起こしてしまう気持ちも分からなくはないのですが、正しい処置をしっかりと行えば大抵の場合は止血できますので、まずは落ち着いて処置を行いましょう。
ちなみに①ティッシュを鼻に詰める②上を向いて後ろ頭をトントンするという、よく言われているその処置は間違ったやり方です。
①はかえって血管を傷つけることがあるので、鼻に詰め物はしない方が良いとされています。また②をしても鼻血は止まりません。
それどころか、鼻を通じてのどに流れ込んだ血を飲むことで吐き気をもよおすこともありますので絶対にしないでください。
鼻血の基本的な処置は「出血点の圧迫」で、医療機関が指導している鼻血を止める正しい処置は、まず静かに下を向いて座り、鼻の付け根を5~10分程度強く抑えるという方法です。
多くの場合はこの方法で5分から10分の圧迫で止血するとされています。
また、決して鼻をかんだり、いじったりしてはいけません。
鼻の周りに付着した血液を拭う程度で留めてください。
この方法をとっても20分以上状況が変わらない場合は受診した方が良いかと思います。
また、血をさらさらにする薬(抗凝固剤)を飲んでいると通常よりも多量の出血をしますので注意が必要です。
正しい処理をしても出血が止まる様子がない場合は、たかが鼻血と思わずに救急車を呼んでくださいね。


2020年02月01日