第123回 健康情報『認知症施策推進大綱』

政府が「認知症施策推進大綱」を決定しましたね。
認知症の有病率が世界で最も高いのは日本であり、現状では2025年には65歳以上で5人に1人が認知症になると言われています。
これは長寿社会を実現させた弊害と言えるでしょう。
認知症施策推進大綱は団塊の世代が75歳以上となる2025年までを対象期間としていて、認知症の発症や進行を遅らせる「予防」と、認知症になっても希望を持ち安心して暮らせる「共生」を基盤として、認知症の予防に関しては運動不足の改善や生活習慣病の予防、社会的孤立の解消などで発症を遅らせる取り組みに力を入れていく方針を発表していました。
そしてこの認知症施策推進大綱で特に気になるのは、衝突などの危険を察知した際に自動的にブレーキをかけるなどの安全運転支援機能のある車に限定した高齢者向け運転免許制度の検討ですね。
アクセルとブレーキの踏み間違いなど、高齢者の運転事故がこれだけ問題になっている現在ではこの制度には注目が集まると思います。
方向性は今年度内に決まるとのことです。
他にも高速道路の逆走事故対策として、分岐部での物理的・視覚的対策、料金所開口部等の締切なども実施されるとのことなので、これで少しでも痛ましい事故が減ることを祈るばかりです。
また、高齢者が自ら運転せずとも移動ができる手段を確保するという取り組みも検討されています。
車は便利ですが、乗らないで生活ができるのならそれに越したことはありませんね。


2019年08月01日