第70回 シニアの為の特集 『早朝覚醒って知ってますか?』  

早朝に目覚めてその後、なかなか眠れないといったお悩みの方は年のせいだと思っていませんか?
「よく年寄りは朝が早い」ということを耳にしますがそれは夜早く寝るので単に朝が早いというだけで働き盛りの年齢で早朝に目覚めてしまうというのは、実は一種の病気なんです。

「早朝覚醒」といって不眠症の一種なんです。原因は加齢やストレス、うつ症状や寝る前の飲酒などの複数の要因が関係しているのだそうです。比較的ストレスをためるタイプの人に多く、真面目で几帳面な人や神経質な人が周囲に合わせようと精神的な負担を重ねることで、寝つきがよくても寝が浅く翌日、体のだるさや肩こり・頭痛・腰痛などを感じるそうです。
また、熟睡できないこともストレスになり悪循環を引き起こすことになるようです。

治療方法は投薬と言われています。不眠症の薬は現在10 種類使われていますので、このような症状に身に覚えがある方は精神科・心療内科・睡眠専門医などを受診することをお勧めします。
「早朝覚醒」の場合、長く眠れる薬を処方されることが多いのですが、起きてからも眠気を模様したりする場合は薬を変えてもらうなどの相談を早めにしたほうがよいでしょう。

「早朝覚醒」は精神的な病気ですので、過去のことや未来のことをあまり心配しすぎると、心が多大なエネルギーを消耗して壊れてしまうのです。と言っても心配性の人やストレスをためやすい人はなかなか思うように気持の切り替えができないのが現状だと思います。自分の病気を家族や友達などに伝えることで理解をしてもらい、常に励ましてもらうなどの行為も有効ではないでしょうか。

それが難しい場合は病院の先生でも構いませんから、すべての自分をさらけだして気持ちを少しでも楽にすることが望ましいです。
「早朝覚醒」や以前紹介した「パニック症候群」や「うつ病」などは代表的な心の病で、理解者がいることが治癒への最大の近道だと思います。


2017年05月02日